労働者党機関紙『海つばめ』第1502号 
2025年7月13日

借金依存の財政膨張、軍事費増大に突き進む自公政権打倒!
女性差別・民族差別・賃金差別など一切の差別に反対しよう!
「搾取の廃絶」、「労働の解放」を掲げ、闘いを発展させよう!


目次と要約 

【1面トップ】
労働者を愚民に誘うバラ撒き政治
――参院選で問われているのは何か?


現在、生活困難を訴える世帯が6割に達する中で、与野党ともにバラ撒き的な給付・減税を選挙政策に掲げているが、労働者の生活苦の根本原因である資本支配には一切手をつけていない。各党の政策は短期的利益を餌に労働者を愚民扱いするポピュリズムに陥っており、真に求められるのは、労働の解放を目指す階級的闘争である。また「日本人ファースト」を掲げる参政党は排外主義的で国粋主義の色彩が強く、労働者はこのような反動的政治勢力の台頭を阻止すべきだと訴える。

【1面サブ】
軍拡に進む欧州の帝国主義国家
――イスラエル・米国の蛮行称賛のNATO


2025年6月、イスラエル・アメリカによるイラン核施設への爆撃は、国際法を無視した帝国主義的蛮行である。NATOはこれを称賛し、各加盟国は軍備拡大へと動いている。ドイツは軍事費をGDP比3.5%に、英国はF-35A戦闘機を購入、日本も軍事産業でNATOと連携を強化中だ。だがこれらは、労働者の生活を犠牲にした軍拡競争にすぎない。労働者階級は国際的な階級的連帯で帝国主義を打倒しなければならない。

【飛耳長目】

【2面トップ】
好機到来と利潤拡大策す日鉄
――労働者に対する合理化攻撃は必至

新日鉄による経営難に陥ったU.S.スチール(USS)の買収は、世界の鉄鋼市場が飽和状態にあるにもかかわらず、世界的なプレゼンスを拡大しようとする戦略的な試みである。成長戦略として紹介されているが、その実態は、老朽化した設備の廃棄とコスト削減による生産の統合と再編である。この記事は、こうした変化が労働搾取と雇用不安の増大につながると警告している。また、日米双方の労働者が、労働者に犠牲を強いる合理化に抵抗する必要性を強調し、階級的抵抗には、国境を越えた労働者間の連帯が不可欠であると考える。

【2面サブ】
富裕層・企業に恩恵、格差拡大へ
――トランプ「歳出・減税法」が成立

トランプ政権の主導した「歳出・減税法」が下院で僅差で可決された。この法は法人税や高所得層向けの減税を恒久化し、富裕層や企業に大きな恩恵をもたらす。一方で、低所得層向け医療制度「メディケイド」の改悪や、気候変動対策・移民政策の支出削減によって、貧困層がより大きな負担を強いられる結果となる。経済成長の見通しは乏しく、財政赤字は急増する見込みであり、社会的格差と矛盾の拡大が懸念されている。


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